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言
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いひ
ふりがな文庫
“
言
(
いひ
)” の例文
目
(
め
)
にたゝへてお
高
(
たか
)
斯
(
か
)
くとは
言
(
いひ
)
出
(
だ
)
しぬ
歳月
(
としつき
)
心
(
こゝろ
)
を
配
(
くば
)
りし
甲斐
(
かひ
)
に
漸
(
やうや
)
く
此詞
(
このことば
)
にまづ
安心
(
あんしん
)
とは
思
(
おも
)
ふものゝ
運平
(
うんぺい
)
なほも
油斷
(
ゆだん
)
をなさず
起居
(
たちゐ
)
につけて
目
(
め
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
抱上
(
いだきあ
)
げ今日より後は如何にせん
果報
(
くわはう
)
拙
(
つた
)
なき
乳呑子
(
ちのみご
)
やと聲を
放
(
はな
)
つて
悲
(
かな
)
しむを近所の人々聞知りて
追々
(
おひ/\
)
集
(
あつ
)
まり入來り
悔
(
くや
)
み
言
(
いひ
)
つゝ吉兵衞に力を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
忌
(
いや
)
なら忌で其れも
可
(
よう
)
御座んすサ、只だ其の
言
(
いひ
)
ツ
振
(
ぷり
)
が
癪
(
しやく
)
に
障
(
さは
)
りまさアネ、——ヘン、軍人は
私
(
わたし
)
は
嫌
(
いや
)
です
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
遊びに
耽
(
ふけ
)
れば是非思はぬいたづらもするもので、私は
此
(
この
)
日父の
言
(
いひ
)
つけを忘れてウツカリ桃の実を屋根へ
投
(
はふ
)
り挙げ、二階座敷へ近ごろいれた大版のガラス二枚
破
(
こは
)
し升た。
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
三四郎にも
馬鹿気
(
ばかげ
)
てゐる所が頗る
可笑
(
おか
)
しいんだが、
母
(
はゝ
)
の
言
(
いひ
)
条が、全く事実を離れた作り
話
(
ばなし
)
でないのだから、
其所
(
そこ
)
に気が付いた時には、成程軽卒な事をして
悪
(
わる
)
かつたと少しく後悔した。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
作者
(
さくしや
)
は
何
(
なん
)
が
故
(
ゆえ
)
にラスコーリニコフが
氣鬱病
(
きうつびやう
)
に
罹
(
かゝ
)
りたるやを
語
(
かた
)
らず
開卷
(
かいかん
)
第一に
其
(
その
)
下宿住居
(
げしゆくじゆうきよ
)
を
點出
(
てんしつ
)
せり、これらをも
原因
(
げんいん
)
ある
病氣
(
びやうき
)
と
言
(
いひ
)
て
斥
(
しりぞ
)
けたらんには、この
書
(
しよ
)
の
妙所
(
みやうしよ
)
は
終
(
つい
)
にいづれにか
存
(
そん
)
せんや。
「罪と罰」の殺人罪
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
大
(
おほ
)
きさは
一寸
(
いつすん
)
二三分
(
にさんぶ
)
、
小
(
ちひ
)
さな
蝉
(
せみ
)
ぐらゐあつた、と
言
(
い
)
ふ。……しかし
其
(
その
)
綺麗
(
きれい
)
さは、
何
(
ど
)
うも
思
(
おも
)
ふやうに
言
(
いひ
)
あらはせないらしく、じれつたさうに、
家内
(
かない
)
は
些
(
ち
)
と
逆上
(
のぼ
)
せて
居
(
ゐ
)
た。
但
(
たゞ
)
し
蒼
(
あを
)
く
成
(
な
)
つたのでは
厄介
(
やつかい
)
だ。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
彼
(
かれ
)
は
室内
(
しつない
)
を
歩
(
ある
)
き
初
(
はじ
)
めたが、
施
(
やが
)
て
小聲
(
こゞゑ
)
で
又
(
また
)
言
(
いひ
)
出
(
だ
)
す。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
と
父
(
とう
)
さんが
言
(
いひ
)
ますと、
馬
(
うま
)
は
首
(
くび
)
をふりながら
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
延
(
の
)
べしは
重々
(
ぢゆう/\
)
此方
(
こなた
)
が
惡
(
わる
)
けれど
母上
(
はゝうへ
)
とらへて
何
(
なに
)
言
(
いひ
)
居
(
を
)
つたかお
耳
(
みゝ
)
に
入
(
い
)
れまいと
思
(
おも
)
へばこそ
樣々
(
さま/″\
)
の
苦勞
(
くらう
)
もするなれさらでもの
御病氣
(
ごびやうき
)
にいとゞ
重
(
おも
)
さを
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
御
連
(
つれ
)
申さんに
佐
(
すけ
)
十郎郷右衞門の兩人にのみ
骨
(
ほね
)
を
折
(
をら
)
せ
斯
(
かく
)
のめ/\と我が宅に居ん事眞に云
甲斐
(
かひ
)
なしとは
言
(
いひ
)
何分病には勝難し
偖々
(
さて/\
)
何か
仕樣
(
しやう
)
は有まいか萬一此事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
と
左右
(
さいう
)
を
顧
(
かへり
)
み、
下男等
(
げなんども
)
に
言
(
いひ
)
つけて、
持
(
も
)
つて
來
(
こ
)
さした
握太
(
にぎりぶと
)
な
杖
(
つゑ
)
二本
(
にほん
)
。
麦搗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
夕暮
(
ゆふぐれ
)
の
薄
(
うす
)
くらきに
迷
(
まよ
)
ふ
心
(
こゝろ
)
もかき
暮
(
くら
)
されて
何
(
なに
)
と
言
(
いひ
)
入
(
い
)
れん
戸
(
と
)
のすき
間
(
ま
)
よりさし
覗
(
のぞ
)
く
家内
(
かない
)
のいたましさよ
頭巾
(
づきん
)
肩掛
(
かたかけ
)
に
身
(
み
)
はつゝめど
目
(
め
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
島秀之助が今日の
振舞
(
ふるまひ
)
後
(
のち
)
に關東へ聞え
器量
(
きりやう
)
格別
(
かくべつ
)
の者なりとて
元文
(
ぐわんぶん
)
三年三月京都
町奉行
(
まちぶぎやう
)
を仰付られ
島長門守
(
しまながとのかみ
)
と
言
(
いひ
)
しは此人なりし同五年江戸町奉行となり
延享
(
えんきやう
)
三年
寅年
(
とらどし
)
免ぜらる
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
あきれはてし與之助が、あまりの事に戯れとも思はれず、さりとて青筋たてゝ怒りもせば、いよ/\笑はれて茶にされて、我が
言
(
いひ
)
條は何所にか立たすべき、母はもとより同意も同意
花ごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“言”を含む語句
戯言
言出
無言
言語
祝言
囈言
虚言
宣言
言葉
伝言
言上
嘘言
寡言
狂言
方言
言付
言伝
譫言
言問
言立
...