“いはく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イハク
語句割合
63.0%
意伯11.1%
威迫11.1%
夷舶7.4%
7.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(僕いはく、勿論である)夏目漱石なつめそうせきの「硝子戸の中」なども、芸術的小品として、随筆の上乗じやうじようなるものだと思ふ。(僕いはくすこぶる僕も同感である)
解嘲 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
つかはすとの御意にていとまになり又たさくの方もすぐながの暇となり意伯と夫婦に成べしとの御意にて是も五人扶持くだし置れしかば意伯いはくはお作の方と熊野くまの山奧やまおく蟄居ちつきよし十七年目にて御目通りなし又増扶持として五人扶持下し置れ都合つがふ十五人扶持にて平野村ひらのむらに住居し名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
闇討ちや刀槍とうそう威迫いはくにはいっこう驚かぬ剛愎な連中も、さすがにどうも膚寒はださむい気持で、その話にだけはなんとなく触れたくなく、しめしあわしたように口をつぐんでいた。
顎十郎捕物帳:14 蕃拉布 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
その主を愚弄ぐろうし、故なきに夷舶いはくを砲撃し、幕使を暗殺し、私に実美等を本国に誘引す云々
尊攘戦略史 (新字新仮名) / 服部之総(著)
継て跡よりおい出るもの片葉の蘆多し故に水辺ならざる所にもあり難波なにはかぎら八幡淀伏見宇治やはたよどふしみうぢ等にも片葉蘆多し或人あるひといはく難波は常に西風烈しきにより蘆の葉東へ吹靡きて片葉なる物多しといふは辟案なり
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)