“膚寒”の読み方と例文
読み方割合
はださむ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
闇討ちや刀槍とうそう威迫いはくにはいっこう驚かぬ剛愎な連中も、さすがにどうも膚寒はださむい気持で、その話にだけはなんとなく触れたくなく、しめしあわしたように口をつぐんでいた。
顎十郎捕物帳:14 蕃拉布 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
その露のちりばむばかり、蜘蛛の囲に色めて、いで膚寒はださむゆうべとなんぬ。山からおろす風一陣。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)