“膚触”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はだざわ60.0%
はだざは20.0%
はだざわり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
絹夜具の膚触はだざわりが、いやに冷たくて気味が悪かった。おまけに、ひびの切れた手足がそれに擦れるたびにばりばりと異様な音を立てるので、彼はびくびくした。
次郎物語:01 第一部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
邦子はゆき子に対して、直感で、一種の膚触はだざはりが感じられたのだらう。富岡は、つらい気がした。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
ほてるはぎまつわる長襦袢ながじゅばんの、ぽっとりした膚触はだざわりが、気持が好かった。今別れて来た養母や青柳のことはじきに忘れていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)