“夏目漱石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なつめそうせき90.0%
なつめさうせき10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(僕いはく、勿論である)夏目漱石なつめそうせきの「硝子戸の中」なども、芸術的小品として、随筆の上乗じやうじようなるものだと思ふ。(僕いはくすこぶる僕も同感である)
解嘲 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
柳浪広津りゅうろうひろつ先生は三十を越えてのちはじめて小説を書きしよし聞きたる事あり。夏目漱石なつめそうせき先生は帝国大学教授を辞して小説家となりし事人の知る所なり。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
日本にほん文藝的作品ぶんげいてきさくひん麻雀マアジヤンのことがかれたのはおそらく夏目漱石なつめさうせきの「滿韓まんかんところどころ」の一せつはじめてかもれない。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
無論むろん讀書人どくしよじん夏目漱石なつめさうせき勝負事しようぶごとには感興かんきようつてゐなかつたのであらうが、それは麻雀競技マアジヤンきやうぎはなは漠然ばくぜんとした、斷片的だんぺんてき印象いんしよう數行すうぎやうつゞつたのにぎない。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)