“なつめそうせき”の漢字の書き方と例文
語句割合
夏目漱石100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夏目漱石なつめそうせき先生も青磁の好きな人間の仲間であったが、先生も胃が悪くて神経衰弱であったのである。先生は青磁のはち羊羹ようかんを盛った色彩の感じを賞したことがあったように記憶する。
青磁のモンタージュ (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
夏目漱石なつめそうせきという人は、彼のあらゆる知と理を傾けて、こういう家庭の陰鬱さを合理化しようと不思議な努力をした人で、そして彼はただ一つ、その本来の不合理を疑ることを忘れていた。
デカダン文学論 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
後に夏目漱石なつめそうせき氏の住まわれた家なのです。それから団子坂に移りました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)