トップ
>
『青磁のモンタージュ』
ふりがな文庫
『
青磁のモンタージュ
(
せいじのモンタージュ
)
』
「黒色のほがらかさ」ともいうものの象徴が黒楽の陶器だとすると、「緑色の憂愁」のシンボルはさしむき青磁であろう。前者の豪健闊達に対して後者にはどこか女性的なセンチメンタリズムのにおいがある。それでたぶん、年じゅう胃が悪くて時々神経衰弱に見舞わ …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「雑味」1931(昭和6)年12月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
把握
(
はあく
)
柿
(
かき
)
桔梗
(
ききょう
)
皿
(
さら
)
羊羹
(
ようかん
)
翫賞
(
がんしょう
)
肌
(
はだ
)
赤楽
(
あからく
)
鉢
(
はち
)
闊達
(
かったつ
)
黒楽
(
くろらく
)