“把握”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はあく89.7%
つか2.6%
キャッチ2.6%
グラブ2.6%
サマップ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この黄色い人種は、いったいどんな口を利くだろう?——こういう興味がさっきから、好学の老博士を、しっかり把握はあくしていたのだ。
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
私は自分でこの運命を把握つかまないと同じやうに、あなたにも、負ふて戴かうとは思ひません。私共は苦しみ、忍ぶやうに生れて來てゐるのです——あなたも私と同じやうに。さうなさいまし。
いの一番にタイタニックのSOSを把握キャッチして、何の事はなかったのである。
運命のSOS (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
彼が好機——僕にとって——を提出オファして、僕が即座にそれを把握グラブしたほど、それほど勇敢で利口スマアトだったというだけのことだ。
彼は手をみ首を曲げて習慣的に笑った。が、彼の頭脳は私たちの「状態ナンバア」と所属級を把握サマップし、一刻も早く待遇の等別を確立しようと忙がしく働いていた。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)