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祝
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いは
ふりがな文庫
“
祝
(
いは
)” の例文
調
(
とゝの
)
へ來り
左右
(
とかく
)
物
(
もの
)
事は
祝
(
いは
)
ひ直さば
凶
(
きよ
)
も
吉
(
きち
)
に
變
(
へん
)
ずべしと申
勸
(
すゝ
)
め兩人して
酒宴
(
しゆえん
)
を
催
(
もよほ
)
せしが
靱負
(
ゆきへ
)
は元より
好
(
すき
)
な
酒
(
さけ
)
ゆゑ主が
氣轉
(
きてん
)
の
熱
(
あつ
)
がんに氣を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
今日
(
けふ
)
の
如
(
ごと
)
く
浪路
(
なみぢ
)
穩
(
おだや
)
かに、
頓
(
やが
)
て
相
(
あひ
)
共
(
とも
)
に
※去
(
くわこ
)
の
平安
(
へいあん
)
を
祝
(
いは
)
ひつゝ
芙蓉
(
ふよう
)
の
峯
(
みね
)
を
仰
(
あふ
)
ぐ
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
るやうにと
只管
(
ひたすら
)
天
(
てん
)
に
祈
(
いの
)
るの
他
(
ほか
)
はないのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
栄
(
さかえ
)
えよかしで
祝
(
いは
)
はれて
嫁
(
よめ
)
に来たのだ、
改良竈
(
かいりやうかまど
)
と同じく
燻
(
くすぶ
)
るへきではない、
苦労
(
くらう
)
するなら一度
還
(
かへ
)
つて
出直
(
でなほ
)
さう。いかさまこれは
至言
(
しげん
)
と考へる。
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
その
頃
(
ころ
)
の
習慣
(
ならはし
)
にしたがつて、
三日
(
みつか
)
の
間
(
あひだ
)
、
大宴會
(
だいえんかい
)
を
開
(
ひら
)
いて、
近所
(
きんじよ
)
の
人
(
ひと
)
たちや、その
他
(
ほか
)
、
多
(
おほ
)
くの
男女
(
なんによ
)
をよんで
祝
(
いは
)
ひました。
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
祝
(
いは
)
ひとて男女ともうちまじりて
声
(
こゑ
)
よく
田植哥
(
たうゑうた
)
をうたふ、此こゑをきけば夏がこひしく、家の上こす雪のはやくきえよかしとおもふも雪国の人情なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
さ、お
喫
(
た
)
べよ、お
前
(
まへ
)
の
目
(
め
)
が
開
(
あ
)
いて
芽出度
(
めでた
)
いからお
祝
(
いは
)
ひだよ、
私
(
わたし
)
がお
酌
(
しやく
)
をして
上
(
あ
)
げよう……お
猪口
(
ちよこ
)
は
其処
(
そこ
)
に
有
(
あ
)
らアね。
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
石之助
(
いしのすけ
)
其夜
(
そのよ
)
はをとなしく、
新年
(
はる
)
は
明日
(
あす
)
よりの三ヶ
日
(
にち
)
なりとも、
我
(
わ
)
が
家
(
いへ
)
にて
祝
(
いは
)
ふべき
筈
(
はづ
)
ながら
御存
(
ごぞん
)
じの
締
(
しま
)
りなし、
堅
(
かた
)
くるしき
袴
(
はかま
)
づれに
挨拶
(
あいさつ
)
も
面倒
(
めんどう
)
、
意見
(
いけん
)
も
實
(
じつ
)
は
聞
(
きゝ
)
あきたり
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
然
(
さ
)
れば
平日
(
ひごろ
)
然
(
さ
)
までに
臆病
(
おくびやう
)
ならざる
輩
(
はい
)
も、
船出
(
ふなで
)
の
際
(
さい
)
は
兎
(
と
)
や
角
(
かく
)
と
縁起
(
えんぎ
)
を
祝
(
いは
)
ひ、
御幣
(
ごへい
)
を
擔
(
かつ
)
ぐも
多
(
おほ
)
かり。
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
僕はこれらを合せればどうにか家計を
営
(
いとな
)
めると思ひ、前から結婚する筈だつた友だちの
姪
(
めい
)
と結婚した。僕の
紫檀
(
したん
)
の
古机
(
ふるづくゑ
)
はその時夏目先生の奥さんに
祝
(
いは
)
つて頂いたものである。
身のまはり
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
然
(
しか
)
しです、
新生活
(
しんせいくわつ
)
の
曉
(
あかつき
)
は
輝
(
かゞや
)
いて、
正義
(
せいぎ
)
が
勝
(
かち
)
を
制
(
せい
)
するやうになれば、
我々
(
われ/\
)
の
町
(
まち
)
でも
大
(
おほい
)
に
祭
(
まつり
)
をして
喜
(
よろこ
)
び
祝
(
いは
)
ひませう。が、
私
(
わたし
)
は
其迄
(
それまで
)
は
待
(
ま
)
たれません、
其時分
(
そのじぶん
)
にはもう
死
(
し
)
んで
了
(
しま
)
ひます。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
カピ長
婚儀
(
こんぎ
)
の
爲
(
ため
)
にと
準備
(
ようい
)
した一
切
(
さい
)
が
役目
(
やくめ
)
を
變
(
か
)
へて
葬儀
(
さうぎ
)
の
用
(
よう
)
。
祝
(
いは
)
ひの
樂
(
がく
)
は
哀
(
かな
)
しい
鐘
(
かね
)
の
音
(
ね
)
、めでたい
盛宴
(
ちさう
)
が
法事
(
ほふじ
)
の
饗應
(
もてなし
)
、
樂
(
たの
)
しい
頌歌
(
しょうか
)
は
哀
(
あは
)
れな
挽歌
(
ばんか
)
、
新床
(
にひどこ
)
に
撒
(
ま
)
く
花
(
はな
)
は
葬
(
はふむ
)
る
死骸
(
なきがら
)
の
用
(
よう
)
に
立
(
た
)
つ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
彼
(
かれ
)
は
只
(
たゞ
)
一つでも
善
(
い
)
いから
始終
(
しじゆう
)
汁
(
しる
)
の
中
(
なか
)
で
必
(
かなら
)
ずくつ/\と
煮
(
に
)
て
欲
(
ほ
)
しかつた。
然
(
しか
)
しそれは
一同
(
みんな
)
で
祝
(
いは
)
ふ
時
(
とき
)
のみで、それさへ
卯平
(
うへい
)
が
只獨
(
ただひとり
)
ゆつくりと
味
(
あぢは
)
ふには
焙烙
(
はうろく
)
に
乘
(
の
)
せる
分量
(
ぶんりやう
)
が
餘
(
あま
)
りに
足
(
た
)
らなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
うからやから
弥々
(
いよよ
)
さかゆる君ゆゑに
新幸
(
にひさちはひ
)
もかぎり知らえず
祝
(
いは
)
はざらめや
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
むかし、
雄略天皇
(
ゆうりやくてんのう
)
の
御時
(
おんとき
)
、
河内
(
かはち
)
の
安宿郡
(
あすかべぐん
)
の
人
(
ひと
)
に
田邊伯孫
(
たなべはくそん
)
といふ
人
(
ひと
)
がありまして、その
娘
(
むすめ
)
が
古市郡
(
ふるいちぐん
)
の
人
(
ひと
)
へかたづいてゐましたが、ちょうど
赤
(
あか
)
ちゃんを
産
(
う
)
んだので、
伯孫
(
はくそん
)
はお
祝
(
いは
)
ひにその
家
(
いへ
)
へ
行
(
ゆ
)
きました。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
これがわれ/\の
結婚
(
けつこん
)
を
祝
(
いは
)
ふ
自然
(
しぜん
)
のしるしである。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
これから
私
(
わたし
)
の
宅
(
うち
)
へ
來
(
く
)
るが
可
(
よ
)
い、
雜煮
(
ざふに
)
でも
祝
(
いは
)
はう。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
祝
(
いは
)
ひとて男女ともうちまじりて
声
(
こゑ
)
よく
田植哥
(
たうゑうた
)
をうたふ、此こゑをきけば夏がこひしく、家の上こす雪のはやくきえよかしとおもふも雪国の人情なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
聞
(
きい
)
て大きに
悦
(
よろこ
)
び是迄何事に
依
(
よら
)
ず御
運
(
うん
)
強
(
つよ
)
き吉兵衞樣の
商賣初
(
しやうばいはじめ
)
といひ天神丸の
新艘卸
(
しんざうおろ
)
し
傍々
(
かた/″\
)
以て
御商賣
(
しやうばい
)
は
御利運
(
ごりうん
)
に疑ひなしお
目出度
(
めでたし
)
/\と
祝
(
いは
)
ひつゝ吉兵衞を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
可悲
(
かなし
)
い、
可恐
(
おそろし
)
い、
滅亡
(
めつばう
)
の
運命
(
うんめい
)
が、
人
(
ひと
)
たちの
身
(
み
)
に、
暴風雨
(
あらし
)
と
成
(
な
)
つて、
天地
(
てんち
)
とともに
崩掛
(
くづれかゝ
)
らうとする
前
(
まへ
)
の
夜
(
よる
)
、……
風
(
かぜ
)
はよし、
凪
(
なぎ
)
はよし……
船出
(
ふなで
)
の
祝
(
いは
)
ひに
酒盛
(
さかもり
)
したあと、
船中
(
せんちう
)
殘
(
のこ
)
らず
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
黙
(
だま
)
つて人の
云
(
い
)
ふことを聞け、
醋吸
(
すすひ
)
の三
聖
(
せい
)
は
結構
(
けつこう
)
でございます、なれども
些
(
ち
)
と
御祝儀
(
ごしゆうぎ
)
の席には向きませんかと
存
(
ぞん
)
じます、
孔子
(
こうし
)
に
老子
(
らうし
)
、
釈迦
(
しやか
)
は
仏
(
ぶつ
)
だからお
祝
(
いは
)
ひの席には
掛
(
か
)
けられませんと
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
婚姻
(
こんいん
)
の
席上
(
せきじやう
)
では
酒
(
さけ
)
の
後
(
あと
)
には
長
(
なが
)
く
繼
(
つな
)
がる
樣
(
やう
)
といふ
縁起
(
えんぎ
)
を
祝
(
いは
)
うて、
一
(
ひと
)
つには
膳部
(
ぜんぶ
)
の
簡單
(
かんたん
)
なのとで
饂飩
(
うどん
)
を
饗
(
もてな
)
すのである。
蕎麥
(
そば
)
は
短
(
みじか
)
く
切
(
き
)
れるとて
何處
(
どこ
)
でも
厭
(
いと
)
うた。どんな
婚姻
(
こんいん
)
でもそれを
若
(
わか
)
い
衆
(
しゆ
)
が
貰
(
もら
)
ひに
行
(
ゆ
)
く。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
『
私
(
わたくし
)
をお
祝
(
いは
)
ひなすつて
下
(
くだ
)
さい。』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
聞文左衞門は夫は親類と申て請取に參つたは
僞者
(
にせもの
)
だなと云に藤八は
御意
(
ぎよい
)
に御座ります因て私し九助と
計略
(
はかりごと
)
を
示合
(
しめしあは
)
せ九助
歸國
(
きこく
)
の
祝
(
いは
)
ひと申
振舞
(
ふるまひ
)
を致させ村中の者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
然
(
しか
)
るに時としては一夜の
間
(
あひだ
)
に三四尺の雪に降うづめられて家内
薄暗
(
うすくらく
)
、心も
朦々
(
まう/\
)
として
雑煮
(
ざふに
)
を
祝
(
いは
)
ふことあり。越後はさら也、北国の人はすべて雪の中に正月をするは毎年の事也。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
三
(
み
)
つうけて
屠蘇
(
とそ
)
を
祝
(
いは
)
ふ。
熱海の春
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
然
(
しか
)
るに時としては一夜の
間
(
あひだ
)
に三四尺の雪に降うづめられて家内
薄暗
(
うすくらく
)
、心も
朦々
(
まう/\
)
として
雑煮
(
ざふに
)
を
祝
(
いは
)
ふことあり。越後はさら也、北国の人はすべて雪の中に正月をするは毎年の事也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
事
(
こと
)
慣
(
なれ
)
たる
踊
(
をどり
)
のけいご、かの水とりらもその
程
(
ほど
)
を見て
壻
(
むこ
)
に三
献
(
こん
)
を
祝
(
いは
)
はせ、かの手桶の水を二人して左右より
壻
(
むこ
)
の
頭
(
かしら
)
へ
滝
(
たき
)
のごとくあぶせかくる。これを見て
衆人
(
みな/\
)
抃躍
(
てをうち
)
てめでたし/\と
賀
(
いは
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
祝
常用漢字
小4
部首:⽰
9画
“祝”を含む語句
祝言
祝詞
祝着
祝福
祝儀
祝日
巫祝
祝部
御祝儀
祝融
祝盃
言祝
祝酒
御祝言
祝事
祝宴
心祝
御祝
祝意
内祝言
...