“傍々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたがた50.0%
かた/″\50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明日あたりお昼飯あがり傍々かたがた、いらして頂けないでございましょうか、お相客はどなたもございません。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ところが又その記事の中に、虹野にじのミギワなぞいう呉虹汀くれこうていちなんだ名前が出て来たりしたので、傍々かたがた以てこの調査書の中に取入れたものとも考えられるようでもある。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「此邊へ商賣用で來ました、ついでと言つちや濟みませんが、昨夜は親分の御世話になりましたのでお禮傍々かた/″\伺ひました——」
きいて大きによろこび是迄何事によらず御うんつよき吉兵衞樣の商賣初しやうばいはじめといひ天神丸の新艘卸しんざうおろ傍々かた/″\以て御商賣しやうばい御利運ごりうんに疑ひなしお目出度めでたし/\といはひつゝ吉兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)