“心祝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こころいわ50.0%
こころいはひ25.0%
こころいわい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そのふたりが、思いがけなくめぐりあった心祝こころいわいに、てめえたちにも飲ませるから、いまのさかなを料理して、もっと酒をはこんでこい」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鉄瓶てつびんの湯気は雲をくことしきりなれど、更に背面を圧するさむさ鉄板てつぱんなどや負はさるるかと、飲めども多くひ成さざるに、直行は後をきてまず、お峯も心祝こころいはひの数を過して
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
半月ばかり、身にいたはりがあつて、つとめを引いて引籠ひきこもつて居たのが、此の日修法しゅほうほどき、満願の御二方おふたかた心祝こころいわいの座に列するため、久しぶりで髪容かみかたちを整へたのである。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)