心祝こころいわい)” の例文
半月ばかり、身にいたはりがあつて、つとめを引いて引籠ひきこもつて居たのが、此の日修法しゅほうほどき、満願の御二方おふたかた心祝こころいわいの座に列するため、久しぶりで髪容かみかたちを整へたのである。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)