“轉倒”のいろいろな読み方と例文
新字:転倒
読み方割合
ころ16.7%
てんたふ16.7%
てんたう16.7%
てんだう16.7%
てんとう16.7%
ひつくりかへ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抱起だきおこして「これ、俯向うつむき轉倒ころばしゃったな? いま一段もっと怜悧者りこうものにならッしゃると、仰向あふむけ轉倒ころばっしゃらう、なァ、いと?」とふとな
しかるに今日こんにちぱんにこの轉倒てんたふ逆列ぎやくれつもちゐてあやしまぬのは、畢竟ひつきやう歐米文明おうべいぶんめい渡來とらいさい何事なにごと歐米おうべい風習ふうしう模倣もほうすることを理想りさうとした時代じだい
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
このてんにおいて支那しなはさすがに徹底てつていしてゐる。如何いかなる場合ばあひにも姓名せいめい轉倒てんたうするやうなえんじない。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
抽斗ひきだしはあの通り大きいから、奧へ突込んで、手前へ佛具ぶつぐのこはれを詰めると、少し開けた位ぢやわからない。それに氣が轉倒てんだうして居るから少し位抽斗が重くなつても氣がつかなかつたんだらう。
ヌケヌケとこんな事を言ってのける、赤崎才市の掛引沢山かけひきたくさんな言葉に圧倒されて、お染はただもう轉倒てんとうするばかり。
大江戸黄金狂 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
きはめわけきかほしと腹の立まゝやぶからぼうにまくりたてつゝいひければ忠兵衞呆氣あつけとらるゝのみ少も合點がてん行ざれどもお光の事とは大方にすゐせばいよ/\わかかねなほ押返おしかへして問けるに主個あるじは今方店へ來し醫師がのべたるテレメンテーナの藥の事より大藤の女兒むすめかうと話したるが和郎は大事な主人のよめ途中とちうなんどで轉倒ひつくりかへ天窓あたまむさ草履ざうり草鞋わらぢ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)