“轉變”の読み方と例文
新字:転変
読み方割合
テンペン100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
オロシに吹きサラされて、荒草深い山裾の斜面に、萬法藏院マンホフザウヰンの細々とした御燈ミアカシの、煽られて居たのに見馴れた人たちは、この幸福な轉變テンペンに、目を睜つて居るだらう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
オロシに吹きサラされて、荒草深い山裾の斜面に、萬法藏院マンホフザウヰンの細々とした御燈ミアカシの、煽られて居たのに目馴れた人たちは、この幸福な轉變テンペンに、目を睜つて居るだらう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
太政官符ダジヤウグワンプに、更にキビしい添書コトワキがついて出ずとも、氏々の人は皆、目の前のすばやい人事自然の交錯した轉變テンペンに、目を瞠るばかりであつたので、久しい石城シキの問題も、其で、解決がついて行つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)