“轉覆”のいろいろな読み方と例文
新字:転覆
読み方割合
ひつくりかへ33.3%
てんぷく16.7%
ひつくら16.7%
ひつくり16.7%
ひつくりか16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もて變更さするは如何なることぞ父母も父母なり和郎も和郎あまりといへば餘りなる壓制業おしつけわざとや云けれ又一ぱうより云時はお光にかゝる病ありとも开は大道にて轉覆ひつくりかへあわふきたる所を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おどろいてつむりげると、いましも一個いつこ端艇たんてい前方ぜんぽう十四五ヤードの距離へだゝりうかんでる、これ先刻せんこく多人數たにんずうつたために、轉覆てんぷくしたうち一艘いつさうであらう。
それを轉覆ひつくらかへして了ふやうな、反對の批評をする傾向があつた。
我等の一団と彼 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
『何? 僕を下手だと君は心得をるんか? そらあ失敬ぢやが君の眼ん玉が轉覆ひつくりかへつちよる。麒麟未だ老いず、焉んぞ駑馬視せらるゝ理由あらんやぢや、はは。』
我等の一団と彼 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
兵隊上へいたいあがりの小使こづかひのニキタは亂暴らんばうにも、かくし一々いち/\轉覆ひつくりかへして、悉皆すつかり取返とりかへしてしまふのでつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)