轉覆ひつくりかへ)” の例文
新字:転覆
もて變更さするは如何なることぞ父母も父母なり和郎も和郎あまりといへば餘りなる壓制業おしつけわざとや云けれ又一ぱうより云時はお光にかゝる病ありとも开は大道にて轉覆ひつくりかへあわふきたる所を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
職工が一日ついたちになつても給料を拂はれぬので、活字函ケース轉覆ひつくりかへして家へ歸つたさうだとか云ふ噂が、一度や二度でなく私等の耳に入るけれど、それでも一日として新聞を休んだ事がない。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)