“轉婆”の読み方と例文
新字:転婆
読み方割合
てんば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死んだお喜代のお轉婆てんば振りを、憎みきれない——いやどつちかと言へば、それを享樂きようらくしてゐたらしい樣子が、苦笑をまぎらせた唇や、死骸を見やる痛々しい眼差しから
おなじくならびし花瓶はないけたほし、散々さん/″\破損けがをさせしに、旦那だんなつぎ御酒ごしゆめしあがりながら、美登利みどり轉婆てんばぎるのとはれしばかり小言こゞとかりき、ほかひとならば一とほりのおこりではるまじと
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
引摺ひきずりのお轉婆てんばさん
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)