“抱起”の読み方と例文
読み方割合
だきおこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見て呵々から/\と打笑ひ扨も能氣味哉よききみかな惡漢共わるものども逃失にげうせたりと云つゝ半四郎のそばに立寄是々氣をたしかに持れよと抱起だきおこして懷中の氣付を與へ清水を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
抱起だきおこして「これ、俯向うつむき轉倒ころばしゃったな? いま一段もっと怜悧者りこうものにならッしゃると、仰向あふむけ轉倒ころばっしゃらう、なァ、いと?」とふとな
と平野氏は見るなり其場へ立竦たちすくんだが、祐吉はさすが医学生だけに、直ぐ走寄って抱起だきおこした。すると男は、息も絶え絶えに
天狗岩の殺人魔 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)