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だきおこ
ふりがな文庫
“だきおこ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
抱起
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抱起
(逆引き)
抱起
(
だきおこ
)
されると
眩
(
まばゆ
)
いばかりの昼であつた。母親も帰つて居た。抱起したのは
昨夜
(
ゆうべ
)
のお辻で、高島田も其まゝ、
早
(
は
)
や朝の
化粧
(
けわい
)
もしたか、水の
垂
(
た
)
る美しさ。
処方秘箋
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
五六歩行くと、彼は
躓
(
つまず
)
いた。見ると、
足許
(
あしもと
)
に木乃伊がころがっている。彼は、またほとんど何の考えもなしにその木乃伊を
抱起
(
だきおこ
)
して、神像の台に
立掛
(
たてか
)
けた。
木乃伊
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
父
(
ちゝ
)
の
一昨年
(
をとゝし
)
うせたる
時
(
とき
)
も、
母
(
はゝ
)
の
去年
(
きよねん
)
うせたる
時
(
とき
)
も、
心
(
こゝろ
)
からの
介抱
(
かいはう
)
に
夜
(
よる
)
も
帶
(
おび
)
を
解
(
と
)
き
給
(
たま
)
はず、
咳
(
せ
)
き
入
(
い
)
るとては
脊
(
せ
)
を
撫
(
な
)
で、
寢
(
ね
)
がへるとては
抱起
(
だきおこ
)
しつ、
三月
(
みつき
)
にあまる
看病
(
かんびやう
)
を
人手
(
ひとで
)
にかけじと
思召
(
おぼしめ
)
しの
嬉
(
うれ
)
しさ
軒もる月
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
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