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逃失
ふりがな文庫
“逃失”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
にげう
75.0%
にげうせ
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にげう
(逆引き)
トロツキーは今
些
(
すこ
)
しで気絶するところであった。王冠と、釣竿と、帽子と、木靴を残して一目散に
逃失
(
にげう
)
せてしまった。
書けない探偵小説
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
すべて此の里の
旧
(
ふる
)
き人は
兵乱
(
ひやうらん
)
の初めに
逃失
(
にげう
)
せて、今住居する人は大かた
他
(
ほか
)
より移り来たる人なり。只
一人
(
ひとり
)
の
翁
(
おきな
)
の侍るが、
一三四
所に
旧
(
ひさ
)
しき人と見え給ふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
逃失(にげう)の例文をもっと
(3作品)
見る
にげうせ
(逆引き)
見て
呵々
(
から/\
)
と打笑ひ扨も
能氣味哉
(
よききみかな
)
惡漢共
(
わるものども
)
は
逃失
(
にげうせ
)
たりと云つゝ半四郎の
側
(
そば
)
に立寄是々氣を
確
(
たし
)
かに持れよと
抱起
(
だきおこ
)
して懷中の氣付を與へ清水を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
仕合よしと
奪
(
うば
)
ひ取り
何國
(
いづく
)
ともなく
逃失
(
にげうせ
)
けり斯て穀屋にては音吉の知せに悴平吉を始め家内中驚き
騷
(
さわ
)
ぎ平吉は
親重代
(
おやぢうだい
)
の脇差
追取
(
おつとり
)
音吉を案内として
駈出
(
かけいだ
)
すを後に續て番頭手代共各々
提灯
(
ちやうちん
)
得物
(
えもの
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
逃失(にげうせ)の例文をもっと
(1作品)
見る
逃
常用漢字
中学
部首:⾡
9画
失
常用漢字
小4
部首:⼤
5画
“逃”で始まる語句
逃
逃出
逃亡
逃去
逃散
逃路
逃入村
逃走
逃入
逃場
“逃失”のふりがなが多い著者
上田秋成
押川春浪
作者不詳
夢野久作