“にげう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
逃失50.0%
遁失50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『あれ/\、あの醜態(ざま)よう。』と指(ゆびざ)す彼方(かなた)を見渡(みわた)すと、生殘(いきのこ)つたる獅子(しゝ)の一團(いちだん)は、雲(くも)を霞(かすみ)と深林(しんりん)の中(なか)へ逃失(にげう)せた。
ある時は深山(しんざん)に迷い込みて数千(すせん)の狼(おおかみ)に囲(かこ)まれ、一生懸命の勇を鼓(なら)して、その首領なる老狼(ろうろう)を引き倒し、上顎(うわあご)と下顎(したあご)に手をかけて、口より身体までを両断せしに、他(た)の狼児は狼狽(ろうばい)して悉(ことごと)く遁失(にげう)せ
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)