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逃場
ふりがな文庫
“逃場”の読み方と例文
読み方
割合
にげば
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にげば
(逆引き)
それでも、
逃場
(
にげば
)
のないかれらは、気がちがった獣のように、わが陣地の前まで突撃しては、重迫撃砲に射たれて、とどめをさされるのだ。
昭和遊撃隊
(新字新仮名)
/
平田晋策
(著)
この騒ぎを
聞付
(
ききつ
)
けて、町の家々でも雨戸を明けた。「賊だ、賊だ。」と叫ぶ声が
甲
(
それ
)
から
乙
(
それ
)
へと伝えられた。重太郎は哀れや
逃場
(
にげば
)
を失った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
まして立ち上がる湯気の、
濃
(
こまや
)
かなる雨に
抑
(
おさ
)
えられて、
逃場
(
にげば
)
を失いたる
今宵
(
こよい
)
の風呂に、立つを誰とはもとより定めにくい。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
逃場(にげば)の例文をもっと
(5作品)
見る
逃
常用漢字
中学
部首:⾡
9画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“逃”で始まる語句
逃
逃出
逃亡
逃去
逃散
逃路
逃入村
逃走
逃失
逃入
“逃場”のふりがなが多い著者
平田晋策
三遊亭円朝
室生犀星
夏目漱石
岡本綺堂