いは)” の例文
ここにその神の髮をりて、その室のたりきごとに結ひ著けて、五百引いほびきいは一二を、その室の戸に取りへて、そのみめ須世理毘賣を負ひて
いにしへ二七〇行幸いでましの宮ありし所は、二七一いははしる滝つせのむせび流るるに、ちひさきあゆどもの水にさかふなど、目もあやにおもしろし。二七二檜破子ひわりご打ちちらしてひつつあそぶ。
類聚古集るいじゅうこしゅうに「石灑」とあるから、「いはそそぐ」の訓を復活せしめ、「垂水」をば、巌の面をば垂れて来る水、たらたら水の程度のものと解釈する説もあるが、私は、初句をイハバシルと
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
いはにいやさむざむと日はかげりたづき知らずも生ける蟻匐ふ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
東に岩船郡いはふねごほり(古くはいはに作る海による)蒲原かんばら郡(新潟にひがたみなと此郡に属す)西に魚沼うをぬま郡(海に遠し)北に三嶋みしま郡(海による)刈羽かりは郡(海に近し)南に頸城くびき郡(海に近き処もあり)古志こし郡(海に遠し)以上七ぐん也。
いは走る音
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その大后いはの日賣の命、いたく嫉妬うはなりねたみしたまひき。かれ天皇の使はせるみめたちは、宮の中をもえのぞかず、言立てば、足も足掻あがかに妬みたまひき。
いはにいやさむざむと日はかげりたづき知らずも生ける蟻匐ふ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
東に岩船郡いはふねごほり(古くはいはに作る海による)蒲原かんばら郡(新潟にひがたみなと此郡に属す)西に魚沼うをぬま郡(海に遠し)北に三嶋みしま郡(海による)刈羽かりは郡(海に近し)南に頸城くびき郡(海に近き処もあり)古志こし郡(海に遠し)以上七ぐん也。
が女二人ふたり竝べたてまつれるゆゑは、石長比賣を使はしては、天つ神の御子のみいのちは、雪り風吹くとも、恆にいはの如く、常磐ときは堅磐かきはに動きなくましまさむ。
日のほてりはげしけれどもいはや細葉のつつじ株さびにけり
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
日のほてりはげしけれどもいはや細葉のつつじ株さびにけり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
うち沈みいは蒼しかへるでの若葉明りに蚊のちらひをる
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
うち沈みいは蒼しかへるでの若葉明りに蚊のちらひをる
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
さむざむといはうつるはみ冬づく水の影ならむ観つつ幽けき
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
昼の林泉しまいはのあひさにゐる鴨の一羽はくろしつれづれの鴨
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)