“跳越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はねこ66.7%
をどりこ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お杉は通い馴れたみちであるから不思議はないが、お葉がうして難所なんじょ跳越はねこえ、渡り越えたかは疑問である。おそらく夢のようで自分にも判るまい。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と無駄足をさせまいため、立たせておいて、暗くならん内早くと急ぐ、跳越はねこえ、跳越え、倒れかかるあし薙立なぎたてて、近づくに従うて、一面の水だと知れて、落胆がっかりした。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
是故にわが筆跳越をどりこえてこれをしるさじ、われらの想像は、まして言葉は、かゝる襞襀ひだにとりて色あかるきに過ればなり 二五—二七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)