“をどりこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
踊子46.2%
跳込15.4%
躍込15.4%
舞手7.7%
跳越7.7%
踊妓7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一本足の兵たいは、だまつて、ぢいつと踊子をどりこの顔を見てゐました。踊の女は何にも言はないで、だまつてこちらを見てゐました。
一本足の兵隊 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
中にはなぐれと叫ぶ者も無いでは無かツたが、議案は遂に成立しなかツた。取分け酷目みじめな目に逢はされたのは、先頭第一に解剖室へ跳込をどりこむでそして打倒ぶツたふれた學生で。これが一平に出口を塞がれて了ツて。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
露西亞等ロシヤとう元氣げんきさかんなる人々ひと/″\すねたゝいてをどたので、わたくしもツイその仲間なかま釣込つりこまれて、一ぱつ銃聲じうせいとも三にかけつたが、殘念ざんねんなるかな、だいちやく决勝點けつしようてん躍込をどりこんだのは
原体はらたい村の舞手をどりこたちよ
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
是故にわが筆跳越をどりこえてこれをしるさじ、われらの想像は、まして言葉は、かゝる襞襀ひだにとりて色あかるきに過ればなり 二五—二七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そのアンナがハルピンの普通の踊妓をどりこのやうな生活をしてゐないといふことが、さつき想像したやうにきまつた保護者すらこの人にはないといふことが
アンナ、パブロオナ (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)