“はねこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
跳越28.6%
刎越28.6%
刎込28.6%
跳込14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と無駄足をさせまいため、立たせておいて、暗くならん内早くと急ぐ、跳越はねこえ、跳越え、倒れかかるあし薙立なぎたてて、近づくに従うて、一面の水だと知れて、落胆がっかりした。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
拝打おがみうち輪切わぎり袈裟掛けさがけ、はて、我ながら、気がえ、手が冴え、白刃しらはとともに、抜けつくぐりつ、刎越はねこえ、飛び交い、八面に渡って、薙立なぎたて薙立て、切伏せると、ばさばさと倒れるごとに
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さけんで、友達ともだちが、さきへ、背後うしろ納戸なんど刎込はねこんだ。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
斯ういう悪人を見ると我慢が出来ません、船の中へザブリと水が跳込はねこんだからとまを上げてもうろく頭巾をかむったなり、と見ると侍が抜身を提げて立って居りますから、心のうちで人を馬鹿にしやアがる