“薙立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なぎた75.0%
なぎたて25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と無駄足をさせまいため、立たせておいて、暗くならん内早くと急ぐ、跳越はねこえ、跳越え、倒れかかるあし薙立なぎたてて、近づくに従うて、一面の水だと知れて、落胆がっかりした。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「よき敵」と、駆け寄って、十合あまり戦ったが、もろくも薙立なぎたてられて部下もろとも逃げだした。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
取より早くオヽ合點がつてんと受止つゝ強氣がうき無慚むざんに打合に年は寄ても我慢がまんの九郎兵衞茲に專途せんどと戰へども血氣けつきさかんの曲者に薙立なぎたてられて堪得たまりえず流石の九郎兵衞蹣々よろ/\よろめく處を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)