“跳付”の読み方と例文
読み方割合
はねつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正面から飛びかゝつて父から、手ひどく跳付はねつけられた悪魔は、今度は横合から、そつとたぶらかさうと掛つてゐるのだつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
気に喰わない学校の卒業証書を恩恵的にもらう必要はないと、キビキビ跳付はねつけてプイと退学してしまった。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「ナニネ、本田が今日僕に或人の所へ往ッておひげちりを払わないかと云ッたから、失敬な事を云うと思ッてピッタリ跳付はねつけてやッたら、痩我慢と云わんばかりに云やアがッた」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)