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况
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まし
ふりがな文庫
“
况
(
まし
)” の例文
是故にわが筆
跳越
(
をどりこ
)
えてこれを
録
(
しる
)
さじ、われらの想像は、
况
(
まし
)
て言葉は、かゝる
襞襀
(
ひだ
)
にとりて色
明
(
あかる
)
きに過ればなり 二五—二七
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
私
(
わし
)
が止めた、いやそれは宜しくない、一人を殺すは何でもない、
况
(
まし
)
て事を荒立る時には殿様のお
眼識違
(
めがねちが
)
いになりお
恥辱
(
はじ
)
である、また死去致した渡邊織江の
越度
(
おちど
)
にも相成る事
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
取
(
と
)
らすべしとの
給
(
たま
)
ひしかど
元來
(
もとより
)
落
(
おと
)
せしは
我
(
わ
)
が
粗忽
(
そこつ
)
なり
曵
(
ひ
)
かれしも
道理
(
どうり
)
破損
(
そこね
)
しとて
恨
(
うら
)
みもあらず
况
(
まし
)
てや
代
(
かは
)
りをとの
望
(
のぞ
)
みもなし
是
(
こ
)
れは
亡母
(
なきはゝ
)
が
紀念
(
かたみ
)
のなれば
他人
(
ひと
)
に
奉
(
たてまつ
)
るべき
物
(
もの
)
ならずとて
拾
(
ひろ
)
ひ
納
(
あつ
)
めて
懷
(
ふところ
)
にせしを
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
是
(
これ
)
より
以後
(
いご
)
の
一生
(
いつしやう
)
五十
年
(
ねん
)
姫樣
(
ひめさま
)
には
指
(
ゆび
)
もさすまじく、
况
(
まし
)
て
口外
(
こうぐわい
)
夢
(
ゆめ
)
さら
致
(
いた
)
すまじけれど、
金
(
かね
)
ゆゑ
閉
(
と
)
ぢる
口
(
くち
)
には
非
(
あら
)
ず、
此金
(
これ
)
ばかりはと
恐
(
おそ
)
れげもなく、
突
(
つき
)
もどして
扨
(
さて
)
つくづくと
詫
(
わ
)
びけるが、
歸邸
(
きてい
)
その
儘
(
まヽ
)
の
暇乞
(
いとまごひ
)
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
御恨
(
おうら
)
み申は
罪
(
つみ
)
のほども
恐
(
おそ
)
ろしゝ
何
(
なに
)
ごとも
殘
(
のこ
)
さず
忘
(
わす
)
れてお
主
(
しう
)
さまこそ二
代
(
だい
)
の
御恩
(
ごおん
)
なれ
杉原
(
すぎはら
)
三
郎
(
らう
)
といふお
人
(
ひと
)
元來
(
もとより
)
のお
知人
(
しるひと
)
にもあらず
况
(
まし
)
てや
契
(
ちぎ
)
りし
事
(
こと
)
も
何
(
なに
)
もなし
昨日今日
(
きのふけふ
)
逢
(
あひ
)
しばかり
若
(
し
)
かもお
主
(
しう
)
さまの
戀人
(
こひびと
)
に
未練
(
みれん
)
のつながる
筈
(
はづ
)
はなし
御縁
(
ごゑん
)
首尾
(
しゆび
)
よく
整
(
とゝ
)
のへて
睦
(
むつ
)
ましく
暮
(
くら
)
し
給
(
たま
)
ふを
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
况
部首:⼎
7画
“况”を含む語句
實况
况斎
大盛况
岡本况斎
形况等
状况
現况
盛况