“歸邸”のいろいろな読み方と例文
新字:帰邸
読み方割合
きてい66.7%
かへり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのこたうけたまはらずば歸邸きていいたしがたひらにおうかゞひありたしと押返おしかへせば、それほどおほせらるゝをつゝむも甲斐かひなし、まことのこと申あげ
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
かくおもたせたまへとて、かみ迷惑氣めいわくげにもえずいざなふにぞ、それからんとてなつのさしりより、別室はなれざしき仮住かりずみ三月みつきばかりのしゝが、歸邸きてい今日けふいまなほのこ記臆きおくのもの二ツ
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
りつきしまヽきてはなれず、姉樣ねえさまなにごとをはらたちて鎌倉かまくらなぞへおいでなさるぞ、れも一つき半月はんつきならばけれど、お歸邸かへり何時いつともれずと衆人みなひたり、どのやうおつしやるともそれはうそにて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)