“歸京”のいろいろな読み方と例文
新字:帰京
読み方割合
ききやう62.5%
かへ12.5%
かへら12.5%
きゝやう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何時いつともいてないがね。なにしろとほからぬうちには歸京ききやうつかまつるべくさふらふあひだいてあるから、もうぢきかへつてるんだらう」
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
と帶の間から金時計を出して「オヤもう三時だな。己か、己は今朝著いたのだが、もう此汽車で歸京かへらにやならぬ。どうだ當分己の部下で辛抱しては。 ...
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)
ぼくは四五日まへから小田原をだはら友人いうじんうちあそびにいつたのだが、あめばかりで閉口へいかうしたから、これから歸京かへらうとおもふんだ。』
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
内山君うちやまくん足下そくか此位このくらゐにしてかう。さてかくごとくにぼくこひ其物そのもの隨喜ずゐきした。これは失戀しつれんたまものかもれない。明後日みやうごにちぼく歸京きゝやうする。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)