“歸路”のいろいろな読み方と例文
新字:帰路
読み方割合
きろ50.0%
かへり37.5%
かへりみち12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母馬おやうまうるささにがつかりして歸路きろにつきました。まちはづれまでくると、仔馬こうまきふあるきだしました。はやくいへへかへつておちゝをねだらうとおもつて。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
歸路かへりには、馬町の先生を訪ねて、近日中に厨川柵くりやがはのさくへ一緒に行つて貰ふ約束をした。馬町の先生といへば、説明するまでもない。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
馬廻うままはりに美男びなんきこえはれど、つき雲井くもゐちり六三ろくさなんとして此戀このこひなりたちけん、ゆめばかりなるちぎ兄君あにぎみにかヽりて、遠乘とほのり歸路かへりみち野末のずゑ茶店ちやてんをんなはらひて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)