“歸路(かへり)” の例文
新字:帰路
歸路(かへり)には、馬町の先生を訪ねて、近日中に厨川柵(くりやがはのさく)へ一緒に行つて貰ふ約束をした。馬町の先生といへば、説明するまでもない。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
これから歸路(かへり)に二三軒廻つて、この歌を吹聽して來ようと思ひますから……。(振切つて行きかゝる。)
能因法師 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
歸路(かへり)に眞闇(まつくら)に繁(しげ)つた森(もり)の中(なか)を通(とほ)る時(とき)、僕(ぼく)は斯(こ)んな事(こと)を思(おも)ひながら歩(あ)るいた、若(も)し僕(ぼく)が足(あし)を蹈(ふ)み滑(す)べらして此溪(このたに)に落(お)ちる、死(し)んでしまう、中西屋(なかにしや)では僕(ぼく)が歸(かへ)らぬので大騷(おほさわ)ぎを初(はじ)める
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)