“平穩”のいろいろな読み方と例文
新字:平穏
読み方割合
へいをん40.0%
おだやか20.0%
ひらを20.0%
やすらか20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれけつして他人たにん爭鬪さうとうおこしたためしもなく、むしきはめて平穩へいをん態度たいどたもつてる。たゞ彼等かれらのやうなまづしい生活せいくわつもの相互さうご猜忌さいぎ嫉妬しつととのそばだてゝる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
當番たうばん水夫すゐふからは何等なにら報告ほうこくうちけつして信じません。いわんや此樣こんな平穩おだやか海上かいじやう難破船なんぱせんなどのあらうはづい、無※ばかなツ。
長野で山崎氏に迎へられ、それから長野電鐵で、須坂すさかを經て平穩ひらをへ行く間に、今朝から快晴を見せてゐた空は、次第に陰鬱になり、白いものをちらちら落して來た。
北信早春譜 (旧字旧仮名) / 野上豊一郎(著)
かく平穩やすらかにかく美しくまちの人々の住みゐたるなかに、かく頼もしかりし民、かくうるはしかりし客舍に 一三〇—一三二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)