“はらがけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
腹掛95.2%
腹懸4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「時にお前、蛇口を見ていた時に、なんじゃないか、先についていた糸をくるくるっといて腹掛はらがけのどんぶりに入れちゃったじゃねえか。」
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
無雑作にほうり出して、切り立ての犢鼻褌ふんどしに、紺の香が匂う腹掛はらがけのまま、もう一度ドシャ降りの中へさっと飛出しました。
八はもう逃げられないとあきらめてからは、頗る平気でゐる。腹懸はらがけに這入つてゐる貨幣を隠さうなんぞといふ気は少しもない。
金貨 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
八はそれを見ると、もうこれさへ取れば好いといふやうな気がした。そして金入の中のものを、例の不器用な指で一つ一つつまみ出して、腹懸はらがけに入れた。
金貨 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)