“両刳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょうぐ50.0%
りょうぐり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お光は店を揚(あが)って、脱いだ両刳(りょうぐ)りの駒下駄(こまげた)と傘とを、次の茶の間を通り抜けた縁側の隅(すみ)の下駄箱へ蔵(しま)うと、着ていた秩父銘撰(ちちぶめいせん)の半纏(はんてん)を袖畳みにして、今一間茶の間と並んだ座敷の箪笥(たんす)の上へ置いて
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
玄関先の石疊みを踏む両刳(りょうぐり)の下駄の音で、それと知ったけれども、なおじっと耳を澄ましたまま身を動かさなかった。暫くすると急いで階段を上ってくる足音がした。兼子がはいってきた。
子を奪う (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)