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『子を奪う』
ふりがな文庫
『
子を奪う
(
こをうばう
)
』
兎に角、母が一人で行ってくれたのが、彼には嬉しかった。普通なら、いつも間にはいって面倒をみてる伯父が、当然その役目をすべきだが、「女は女同志の方が話がしよいから、」と幾代は主張した。そして伯父を同伴することさえ拒んだ。「では行ってきますよ、 …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」1921(大正10)年5月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間19分(500文字/分)
朗読目安時間
約2時間11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
直
(
なお
)
目
(
めめ
)
活
(
はたら
)
私
(
わし
)
増
(
ふ
)
敏
(
とし
)
負
(
おぶ
)
弄
(
いじ
)
揶揄
(
からか
)
熱
(
ほて
)
泊
(
と
)
明日
(
あした
)
放
(
ほう
)
両刳
(
りょうぐり
)
女
(
ひと
)
布
(
きれ
)
耳垂
(
みみたぼ
)
黒子
(
ほくろ
)
魚屋
(
さかなや
)
空池
(
からいけ
)
窶
(
やつ
)
首肯
(
うなず
)
隙
(
すき
)
階下
(
した
)
絹天
(
きぬてん
)
胡坐
(
あぐら
)
間
(
ま
)
脉膊
(
プルス
)
遠退
(
とおの
)
黝
(
くろ
)
腹
(
なか
)
診
(
み
)
性急
(
せっかち
)
他
(
ほか
)
先刻
(
さっき
)
内外
(
うちそと
)
内密
(
ないしょ
)
凸額
(
おでこ
)
午
(
ひる
)
外向
(
そむ
)
寝
(
やす
)
小賢
(
こざか
)
祖母
(
ばあ
)
揉上
(
もみあげ
)
方
(
かた
)
母
(
かあ
)
気配
(
けはい
)
河童
(
かっぱ
)
父
(
とう
)
玩具
(
おもちゃ
)
生際
(
はえぎわ
)