“雲龍”のいろいろな読み方と例文
新字:雲竜
読み方割合
うんりゅう60.0%
うんりゆう40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また普通の凧の絵は、達磨、月浪つきなみ童子格子どうじごうし、日の出に鶴、雲龍うんりゅう玉取龍たまとりりゅうこい滝上たきのぼり、山姥やまんばに金太郎、あるいは『三国志さんごくし』や『水滸伝すいこでん』の人物などのものがある。
凧の話 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
「改正三河後風土記みかわごふどき」や、その他の諸書が記すところによると、その日の光春が装いは、白練絹しろねりぎぬの陣羽織に、時の名ある画匠がしょうが、水墨すいぼくをもって雲龍うんりゅうを描いたものを着ていたという。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし東京の大火の煙は田端たばたの空さへにごらせてゐる。野口君もけふは元禄袖げんろくそでしやの羽織などは着用してゐない。なんだか火事頭巾づきんの如きものに雲龍うんりゆうさしと云ふ出立いでたちである。
雲龍うんりゆう大履脊おほなめ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)