雲龍うんりゆう)” の例文
新字:雲竜
しかし東京の大火の煙は田端たばたの空さへにごらせてゐる。野口君もけふは元禄袖げんろくそでしやの羽織などは着用してゐない。なんだか火事頭巾づきんの如きものに雲龍うんりゆうさしと云ふ出立いでたちである。
雲龍うんりゆう大履脊おほなめ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)