『早耳三次捕物聞書（はやみみさんじとりものききがき）：04 海へ帰る女（04 うみへかえるおんな）』

いやもう、いまから考えると途方もないようだが、元治元年といえば御維新の四年前で、蛤御門の変、長州征伐、おまけに英米仏蘭四カ国の聯合艦隊が下関を砲撃するなど、とかく人心が動揺している。したがってなかなか珍談があるなかにも、悪いやつらが腕に捻り …

著者	林不忘
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約12分（500文字/分）
朗読目安時間	約20分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

白衣（しろぎぬ） 捻（よ） 刀（やつ） 結（ゆわ） 框（がまち） 恐（こわ） 家内（うち） 晴夜（はれ） 椽（たるき） 神女（みこ） 菰（こも） 簀巻（すまき） 縷々（るる） 窺（うかが） 纏（まと） 耽（ふけ） 胆（きも） 社（やしろ） 背後（うしろ） 茫漠（ぼうばく） 漁火（いさりび） 蜒女（あま） 訊（き） 詮（せん） 購（あがな） 跫音（あしおと） 身体（からだ） 造作（ぞうさ） 銚子（ちょうし） 降雨（ふり） 額部（ひたい） 顧客（とくい） 黒襟（くろえり） 情夫（おとこ） 丑満（うしみつ） 主人（あるじ） 享楽（きょうらく） 使女（つかいめ） 半纏（はんてん） 唖（おし） 土器（かわらけ） 奇態（きたい） 妖異（ようい） 宵月（よいづき） 巫女（みこ） 砕（くだ） 成（な） 投身（みなげ） 捧持（ほうじ） 掌（てのひら） 摺（す） 整（ととの） 明滅（めいめつ） 水滴（しずく） 万端（ばんたん） 灘（なだ） 燗（かん）

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