“磴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いしだん66.7%
だん16.7%
とう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その日は、当寺こちらへお参りに来がけだったのでね、……お京さん、いしだんが高いから半纏はんてんおんぶでなしに、浅黄鹿の子の紐でおぶっていた。
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
確に寺のだんへ上ると思って、いつの間にか——これで庭下駄で昇った女に手をかれたのでは、霧に乗った以上でしょう。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わが昔の知人しるひとの僅に生き殘れるは、西班牙スパニアとうの下なるペツポのをぢのみにて、その「ボン、ジヨオルノ」(好日)の語は猶久しく行人の耳に響くなるべし。