“角形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくけい50.0%
かくがた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪催ゆきもよいのくもったそらに、教会堂きょうかいどうのとがった三角形かくけい屋根やねは、くろえがされていました。そして、かたわらのちいさなうちから、ちらちらとあかりがもれていました。
青い星の国へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
饂飩うどんはしみな一寸ちよつと箇所かしよつまんで三角形かくけいこしらへてぜんならべて佛壇ぶつだんそなへた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
模様は蝦夷人えぞじんの着る半纏はんてんについているようなすこぶる単純の直線を並べて角形かくがたに組み合わしたものに過ぎぬ。彼は時としてやりをさえたずさえる事がある。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
のちになってから、烏帽子岳えぼしだけというがついたけれど、むかしは、ただ三角形かくがたやまとしか、られていませんでした。
うずめられた鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)