“角張”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくば60.9%
かどば34.8%
かどは4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あたしは十歩ほど離れて、後にしたがった。夫の手術着の肩のあたりは、醜く角張かくばって、なんとも云えないうそ寒い後姿だった。
俘囚 (新字新仮名) / 海野十三(著)
例の太刀たちのごとくそっくりかえった「朝日」を厚いくちびるの間にくわえながら、あの角張かどばった顔をさんほど自分の方へ向けて
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そのころおう直接ちよくせつ撮影塲さつえいぜうに出るといふやうなことはなかつたが、あたまのすつかり銀髮ぎんはつになつた、ひたいひろい、あごの角張かどはつたおうかほを、この人が寫眞しやしん元祖ぐわんそだといふ風な一しゆ敬意けいいを以てながめたことが