“かくば”の漢字の書き方と例文
語句割合
角張100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広い角額かくびたい、大きな耳、遠いところを見ているような目、彼がその画像から受けた感じは割合に面長おもながで、やせぎすな、どこか角張かくばったところのある容貌ようぼうの人だ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
私の直ぐ傍のドアが開いて、一人の召使ひが出て來た——三十から四十位までの女で、がつしりした、四角張かくばつた體付からだつきで、赤い髮の、きつくて、美しくない顏をしてゐた。
徳蔵とくぞうさんは、細長ほそながかおをしていましたが、その兵士へいしは、角張かくばったかおつきをしていました。
とびよ鳴け (新字新仮名) / 小川未明(著)