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角形
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かくがた
ふりがな文庫
“
角形
(
かくがた
)” の例文
模様は
蝦夷人
(
えぞじん
)
の着る
半纏
(
はんてん
)
についているようなすこぶる単純の直線を並べて
角形
(
かくがた
)
に組み合わしたものに過ぎぬ。彼は時として
槍
(
やり
)
をさえ
携
(
たずさ
)
える事がある。
倫敦塔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
後
(
のち
)
になってから、
烏帽子岳
(
えぼしだけ
)
という
名
(
な
)
がついたけれど、むかしは、ただ三
角形
(
かくがた
)
の
山
(
やま
)
としか、
知
(
し
)
られていませんでした。
うずめられた鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
枕許
(
まくらもと
)
の、
矢張
(
やは
)
り
其
(
そ
)
の
棚
(
たな
)
にのつた、六
角形
(
かくがた
)
の、
蒔絵
(
まきゑ
)
の
手筐
(
てばこ
)
をお
開
(
あ
)
けなすつたんですよ。
然
(
さ
)
うすると、……あのお
薬包
(
くすりつゝみ
)
と、かあいらしい
爪取剪
(
つめとりはさみ
)
が
一具
(
ひとつ
)
と、……
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
入口に
角形
(
かくがた
)
の
張行燈
(
はりあんどん
)
の
灯
(
ひ
)
がボンヤリ夢の
如
(
よう
)
に
点
(
とも
)
っていた。
菜の花物語
(新字新仮名)
/
児玉花外
(著)
そうして
瑪瑙
(
めのう
)
で
刻
(
ほ
)
った透明な
兎
(
うさぎ
)
だの、
紫水晶
(
むらさきずいしょう
)
でできた
角形
(
かくがた
)
の印材だの、
翡翠
(
ひすい
)
の
根懸
(
ねがけ
)
だの
孔雀石
(
くじゃくせき
)
の
緒締
(
おじめ
)
だのの、金の指輪やリンクスと共に、美くしく並んでいる宝石商の
硝子窓
(
ガラスまど
)
を
覗
(
のぞ
)
いた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
旅客
(
りよきやく
)
は
眉
(
まゆ
)
を
壓
(
あつ
)
する
山
(
やま
)
又
(
また
)
山
(
やま
)
に
眉
(
まゆ
)
を
蔽
(
おほ
)
はれた
状
(
さま
)
に、
俯目
(
ふしめ
)
に
棚
(
たな
)
の
荷
(
に
)
を
探
(
さぐ
)
り
取
(
と
)
つたが、
笛
(
ふえ
)
の
鳴
(
な
)
る
時
(
とき
)
、
角形
(
かくがた
)
の
革鞄
(
かばん
)
に
洋傘
(
かうもり
)
を
持添
(
もちそ
)
へると、
決然
(
けつぜん
)
とした
態度
(
たいど
)
で、つか/\と
下
(
お
)
りた。
下
(
お
)
り
際
(
しな
)
に、
顧
(
かへり
)
みて
彼
(
かれ
)
に
會釋
(
ゑしやく
)
した。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“角形”の意味
《名詞》
角 形(かくがた)
四角い形。
(出典:Wiktionary)
角
常用漢字
小2
部首:⾓
7画
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
“角”で始まる語句
角
角力
角笛
角張
角帯
角屋
角々
角樽
角立
角兵衛獅子