トップ
>
手筐
ふりがな文庫
“手筐”の読み方と例文
読み方
割合
てばこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てばこ
(逆引き)
「あの晩、気分が悪いからと御両親を呼寄せ、
御不浄
(
ごふじょう
)
へ行くと言って、お父様の
手筐
(
てばこ
)
から鍵の束を取出し、それを誰に渡したんです」
銭形平次捕物控:146 秤座政談
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
枕許
(
まくらもと
)
の、
矢張
(
やは
)
り
其
(
そ
)
の
棚
(
たな
)
にのつた、六
角形
(
かくがた
)
の、
蒔絵
(
まきゑ
)
の
手筐
(
てばこ
)
をお
開
(
あ
)
けなすつたんですよ。
然
(
さ
)
うすると、……あのお
薬包
(
くすりつゝみ
)
と、かあいらしい
爪取剪
(
つめとりはさみ
)
が
一具
(
ひとつ
)
と、……
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
呟
(
つぶ
)
やいた。彼の
足許
(
あしもと
)
へ身を寄せるようにして、色紙で
貼交
(
はりま
)
ぜの
手筐
(
てばこ
)
のような物を作っていたさえは
彩虹
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
手筐(てばこ)の例文をもっと
(15作品)
見る
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
筐
漢検1級
部首:⽵
12画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭
“手筐”のふりがなが多い著者
高山樗牛
泉鏡太郎
野村胡堂
山本周五郎
吉川英治
泉鏡花