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『彩虹』
ふりがな文庫
『
彩虹
(
にじ
)
』
「……ひと夜も逢わぬものならば、二た重の帯をなぜ解いた、それがゆかりの竜田山、顔の紅葉で知れたとや……」 さびのあるというのだろう、しめやかにおちついた佳い声である。窓框に腰を掛けて、柱に頭をもたせて、うっとりと夜空を眺めていた伊兵衛は、思 …
著者
山本周五郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「講談雑誌」博文館 、1946(昭和21)年2月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約29分(500文字/分)
朗読目安時間
約48分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
羞
(
はじらい
)
凭
(
よりかか
)
直
(
じか
)
嫁
(
い
)
拘
(
こだ
)
外
(
そ
)
躱
(
か
)
遽
(
あわ
)
仰
(
おお
)
冴
(
ざ
)
毎
(
つね
)
窓框
(
まどかまち
)
呟
(
つぶ
)
哀
(
かな
)
唇
(
くち
)
拘
(
かか
)
捻
(
ね
)
撲
(
う
)
暫
(
しば
)
毎
(
いつ
)
甦
(
よみが
)
踵
(
きびす
)
他処
(
よそ
)
仰
(
おっ
)
伴
(
つ
)
体躯
(
たいく
)
俯向
(
うつむ
)
倚
(
よ
)
傾
(
かし
)
其処
(
そこ
)
其許
(
そこもと
)
冴
(
さ
)
凌
(
しの
)
刹那
(
せつな
)
可笑
(
おか
)
喉
(
のど
)
噂
(
うわさ
)
噎
(
む
)
執拗
(
しつよう
)
外向
(
そむ
)
大股
(
おおまた
)
嫁
(
とつ
)
孤
(
ひと
)
寧
(
むし
)
屏息
(
へいそく
)
屹
(
きっ
)
帷幄
(
いあく
)
年嵩
(
としかさ
)
彩虹
(
にじ
)
忽然
(
こつぜん
)
恢復
(
かいふく
)
憚
(
はばか
)
手筐
(
てばこ
)
扶持
(
ふち
)
掴
(
つか
)
揃
(
そろ
)
揉
(
も
)
撒
(
ま
)
撫
(
な
)
昂
(
たか
)
昂奮
(
こうふん
)
昼䬸
(
ちゅうさん
)
櫛
(
くし
)
沛然
(
はいぜん
)
温和
(
おとな
)
湛
(
たた
)
湧
(
わ
)
溢
(
あふ
)
滲
(
にじ
)
痩
(
や
)
盲目
(
めくら
)
眩
(
まぶ
)
眼叩
(
またた
)
睨
(
にら
)
瞠
(
みは
)
穫
(
と
)
窶
(
やつ
)
籠
(
こも
)
紐
(
ひも
)
綾
(
あや
)
縋
(
すが
)
縹緻
(
きりょう
)
耽
(
ふけ
)
肚
(
はら
)
膝
(
ひざ
)
蒼
(
あお
)
袂
(
たもと
)
袴
(
はかま
)
裄
(
ゆき
)
規矩
(
きく
)
覗
(
のぞ
)
訊
(
き
)
貴方
(
あなた
)
貼交
(
はりま
)
賑
(
にぎ
)
足許
(
あしもと
)
跫音
(
あしおと
)
逞
(
たくま
)
逸早
(
いちはや
)
離室
(
はなれ
)