トップ
>
裄
ふりがな文庫
“裄”の読み方と例文
読み方
割合
ゆき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆき
(逆引き)
裄
(
ゆき
)
の長いジャンパアを着てゐるので、如何にも實直さうな男だつた。孝次郎はアルマイトの煙草のケースを出して親爺に進めた。
雨
(旧字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
「妙なことがあるものですね。
俺
(
わし
)
は年々着物が大きくなりますよ。この間一重に着替えたら、
裄
(
ゆき
)
も
丈
(
たけ
)
も一寸近く伸びていました」
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
まだ左の
袂
(
たもと
)
の下に包んだままで、
撫肩
(
なでがた
)
の
裄
(
ゆき
)
をなぞえに、浴衣の筋も水に濡れたかと、ひたひたとしおれて、片袖しるく、
悚然
(
ぞっ
)
としたのがそのままである。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
裄(ゆき)の例文をもっと
(12作品)
見る
裄
漢検1級
部首:⾐
11画
“裄”を含む語句
裄丈
裄短
衣裄
“裄”のふりがなが多い著者
本庄陸男
夏目漱石
佐々木邦
林芙美子
長谷川時雨
泉鏡花
山本周五郎