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裄丈
ふりがな文庫
“裄丈”の読み方と例文
読み方
割合
ゆきたけ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆきたけ
(逆引き)
新らしい
襟
(
えり
)
と
襟飾
(
えりかざり
)
を着け
易
(
か
)
えて、余の枕辺に坐ったとき、余は
昨夕
(
ゆうべ
)
夜半
(
よなか
)
に、
裄丈
(
ゆきたけ
)
の足りない宿の
浴衣
(
ゆかた
)
を着たまま、そっと
障子
(
しょうじ
)
を開けながら
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
尋常の
裄丈
(
ゆきたけ
)
だけの簑笠が地上に引きずられているだけの相違で、以て身の丈の低い、子供にも見まほしき人物の一塊であることがわかります。
大菩薩峠:38 農奴の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
お庄は母親に頼んであるネルの縫直しがまだ出来ていなかったし、
袷羽織
(
あわせばおり
)
の用意もなかったので、洗濯してあった、
裄丈
(
ゆきたけ
)
の短い
絣
(
かすり
)
の方を着て出かけて行った。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
裄丈(ゆきたけ)の例文をもっと
(5作品)
見る
裄
漢検1級
部首:⾐
11画
丈
常用漢字
中学
部首:⼀
3画
“裄”で始まる語句
裄
裄短
“裄丈”のふりがなが多い著者
徳田秋声
中里介山
島崎藤村
夏目漱石
山本周五郎