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裄短
ふりがな文庫
“裄短”の読み方と例文
読み方
割合
ゆきみじか
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆきみじか
(逆引き)
黒斜子
(
くろななこ
)
に
丁子巴
(
ちょうじどもえ
)
の三つ紋の羽織、紺の無地献上博多の帯腰すっきりと、片手を懐に、
裄短
(
ゆきみじか
)
な袖を投げた風采は、丈高く
痩
(
や
)
せぎすな肌に
粋
(
いなせ
)
である。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
山間僻地
(
さんかんへきち
)
のここらにしてもちと
酷過
(
ひどす
)
ぎる
鍵裂
(
かぎざき
)
だらけの
古布子
(
ふるぬのこ
)
の、しかもお
坊
(
ぼう
)
さんご成人と云いたいように
裾短
(
すそみじか
)
で
裄短
(
ゆきみじか
)
で
汚
(
よご
)
れ
腐
(
くさ
)
ったのを
素肌
(
すはだ
)
に着て、何だか正体の知れぬ
丸木
(
まるき
)
の
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
飜って商業に志した、ために
紋着
(
もんつき
)
を脱いで、綿銘仙の羽織を
裄短
(
ゆきみじか
)
に、めりやすの
股引
(
ももひき
)
を
痩脚
(
やせずね
)
に
穿
(
は
)
いている。
売色鴨南蛮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
裄短(ゆきみじか)の例文をもっと
(4作品)
見る
裄
漢検1級
部首:⾐
11画
短
常用漢字
小3
部首:⽮
12画
“裄”で始まる語句
裄
裄丈
“裄短”のふりがなが多い著者
幸田露伴
泉鏡花